ホンダが中国で発表した電気自動車=2024年4月16日、北京市、井上亮撮影

 ホンダが中国の正社員を対象に早期希望退職の募集を始めたことが15日、明らかになった。生産業務に関わる社員が対象で、「募集人数は開示できない」(広報担当)としている。電気自動車(EV)が急拡大する中国市場で販売が苦戦する中、生産体制の見直しを迫られている。

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 人員の削減を計画しているのは、ホンダと中国国有大手の広州汽車集団による合弁会社「広汽ホンダ」。昨年末には、従業員総数の約7%に当たる派遣社員約900人について、派遣契約を早期に終える形で削減していた。

 EVが急速に拡大してきた中国市場で、EV車種が少ない日本勢は劣勢を強いられている。ホンダの中国での新車販売台数は昨年、前年比で1割減ったほか、今年1~4月も前年同期比で1割減と苦戦が続いている。(西山明宏)

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